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発想を変え…転倒しやすいからこそ歩かせよう!

[2020.01.11]

 昨年97歳になるお客様が居室で転倒(脳の障害)。救急車で入院となった。ご家族の施設で看取って欲しい意向もあり2週間で退院(強引な)。たった2週間の入院で認知も進み、歩行も出来なくなった(よくあるケース)。排泄もオムツに。ご家族の意向で区分変更し要介護5。
 その後職員より一人でベッドから降りようとしていた。トイレに行こうとしていた。ドアの外まで這って出てきた。極め付きはトイレ前で便器に額(青あざ)を打って倒れていた。歩きたいのですね。
 そこでご家族と再協議、私からは「リスクがあっても歩かせた方が幸せ」と提案。ご家族も「歳に不足は無い、転倒の責任を貴施設に追求することは無い」の方向で一致。早速職員に指示し歩行の強化を図った。とりあえず車椅子介助をはじめた。車椅子を歩行器に見立て押してもらう、排せつはトイレの方向に介護方針を変更。
 今では、認知症も少し改善、車椅子を押して歩けるようになり、排せつはトイレが大半になった。新年初の主治医診断でも「こんなに元気になったの」と。
 歩ける高齢者を寝たきりにしている施設ありませんか。

写真の説明はありません。

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