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困難事例「認知症摂食障害」の克服へ...職員のチャレンジ

[2020.09.26]

 認知症性摂食障害と骨折で1か月以上近く点滴だけ、余命1~2カ月程度、介護拒否、暴力、暴言、妄想、せん妄、車椅子移乗拒否...(看護サマリー)...受け入れ施設無し。
 余命1か月なので最後は良い施設で死なせてあげたいとご家族に懇願された。病院で本人に会ってみた。つなぎを着せられており相当手を焼いた様子。バリデーション対応を試みた。意味不明な言葉は発するが、手が届く至近距離まで顔を近づける事が可能。多分救えると確信。看護師さんが「そんなに近くで話すのですね」とびっくりしていた。
 職員に嫌がることは無理強いせず根気よく待つように指示。食事、飲み物は本人が希望するまで待つ。1週間程度で少し飲み物、食べ物に手を付けた。二人対応で車椅子移譲を試みた。通いサービスが気に入ったようで、周りと良く話す、今では、通いサービスから帰りたがらない。病院よりは元気になったが、あとはご本人の生命力を待つしかありません。

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